石沢のりゆき

広がる学校給食費無償化の流れ 新たに品川、荒川、中央、世田谷で 問われる文京区の姿勢 早期実施を求めます

2023.02.13

東京23区で学校給食無償化が広がっています。品川区は2日に学校給食無償化を盛り込んだ23年度一般会計予算を決定。同区は都に先駆けて第2子の保育料の無償化も予算に盛り込みました。荒川区は6日に学校給食無償化を盛り込んだ23年度の予算案をプレス発表。中央区も7日に今年4月から学校給食無償化を実施する方針を発表しました。さらに、東京23区で最も人口の多い世田谷区も、学校給食無償化の方針を打ち出し、すでに実施を表明したり実施中の葛飾・足立(中学から)・北・台東(今年3月まで)を合わせて8区で学校給食無償化が実現します。
1月4日付「東京」では、このほか江戸川・豊島・中野・杉並の4区で無償化「検討中」と報道されており、無償化に消極的な区は23区内で少数派になりつつあります。

学校改修・増改築と両方実施することは可能
 文京区は給食無償化は「多額の費用を要する。学校の増改築、外壁改修など現場の課題の解消を優先的に進める」(「東京」1月4日付)とし、消極姿勢です。
しかし、文京区で給食無償化に必要な費用は7億円です。コロナ禍の過去2ヵ年で決算剰余金が80億円と64億円もありました。学校改修・増改築と給食無償化を両方行うことは十分可能なはずです。
子どもの権利を保障するためにも無償化実施を
 義務教育は本来無償のはずなのに、現状無償なのは授業料と教科書くらいで、給食費や必要な教材の多くは家計が負担します。給食無償化はこうした負担を軽くし、子育て世帯の家計を応援する大きな一歩です。子ども一人ひとりの権利の保障を保障するためにも給食無償化へ、私も引き続き全力をあげます。

給食無償化に踏み出す自治体が8区に

白山上交差点で学校給食無償化を実現するよう求めました(2月7日)

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