石沢のりゆき

築49年の本駒込図書館 早急にバリアフリー改修を 区も「課題と認識」「検討進める」と表明

2023.04.05

図書館専用のエレベーターがない
 築49年の本駒込図書館(本駒込4丁目)のバリアフリー化が課題です。2階にあるのに専用エレベーターがなく(写真①)、図書館裏手の勤労福祉会館側からでないとエレベーターで入れません。
区がバリアフリールートとする図書館の正面入口から勤労福祉会館までは約200mあります。石沢予定候補はこのルートを、足を怪我して車椅子を使っているTさんと調査。緩やかな坂があったり、車道と歩道の間に段差や傾斜(写真②)がありました。Tさんは「歩道が狭く(写真③)坂や段差もあり、本人も大変だが、介助する人も大変ではないか」と言います。
石沢氏の調査をもとに日本共産党区議団が文教委員会で質問。「地域の方からは『足が悪くなってから本駒込図書館に行く機会がめっきり減った』という声も出ている」「区として本駒込図書館のバリアフリー化についてどのように考え対応していくのか?」と質しました。区は「本駒込図書館のバリアフリー化は課題の一つと認識している」「これから検討を進める」「バリアフリーでないことで、図書館に足が遠のくことのないようにしたい」と答えました。
 シビック改修には100億円使うのに
 Tさんは「図書館の入り口付近にエレベーターをつけてくれれば、わざわざ迂回しなくて済む」と話します。自公が支える現区政は、この間シビック庁舎の大規模改修に100億円使い、今後さらに100億円使って改修を進めようとしています。こうした税金の使い方を改めて、区も課題だと認識している本駒込図書館のバリアフリー化のために、図書館の正面玄関付近にエレベーターを設置することが必要です。

①階段しかない図書館入口

②歩道と車道の間の傾斜

③幅の狭い不忍通りの歩道

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