ー住宅政策から次々撤退の文京区ー
かつて文京区では、高齢者が低廉な家賃で住めるシルバーピアが作られ、シルバーピア並みの家賃の「民間アパート借り上げ事業制度」ができ、水道2丁目に住んでいたSさんが本駒込の借り上げ住宅に当選した時、みんなで大喜びしたことを今も思い出します。
ところが、11月議会で区は「借り上げ事業」の廃止を提案、自民・公明・国民・維新の賛成多数で廃止が決められました。
また根津にある区立住宅も、20年間家賃助成する特優賃制度が来年2月で満了することを理由に区立住宅条例の廃止を決めました。現在居住している方々と区とは、期限の定めのない賃貸借契約を結んでいます。区に「瑕疵」があるにも関わらず、住み続けたいと思っている方々を退去させようとするやり方は大問題です。しかもその後、文京区は合計10戸を売却する予定です。
区立住宅は区民のために活用すること、高い家賃が生活を圧迫している現状から、区内の約1万4千戸の空き家を区が借り上げ、家賃補助を行うよう求めています。

