環状3号線道路計画は中止にすべき
東京都建設局から、来年早々環状3号線道路計画地で地質のボーリング調査を行いたい旨の申し入れがありました。区は区有地を指定する方針です。
都は年度初めに、環3予定地である小石川4丁目~関口1丁目(播磨坂から小日向の住宅街を貫通し、服部坂から神田川、目白通りへ抜ける)の約900mについて、幅員や構造など計画を改めて検討し、事業化の可能性を探るとしていました。春日通りと目白通りを結ぶ区間について、橋梁部とトンネル部、掘割(切通し)部を含めた道路構造物の形式を概略設計にまとめる考えです。
環状3号線は1946年に計画され、74年の都市計画決定から39年が経過しています。決定前年の1980(昭和55)年10月、文京区議会は全議員が名を連ね、東京都知事と建設大臣に計画廃止を求める意見書を提出、81年には遠藤正則区長(当時)が都知事あてに要望書を出すなど、議会・区民あげて「反対」の意思表示をしており、それは今でも生きています。
小日向台町小学校は、現在の体育館の一部が環3計画に入っており、また住宅地を道路が貫通すれば、環境汚染や平穏な市民生活・コミュニティに支障をきたします。福手ゆう子都議予定候補とともに東京都からの聞き取りを予定しています。地元意見を聞かないまま一方的に設計図を作り、なし崩し的に進めることは容認できません。コロナによって社会情勢が一変する中で、環境破壊の新たな道路計画はやめるよう世論を広げたいと思います。
目白通りから神田川・服部坂を望む