文京区後楽二丁目地区まちづくり整備指針(素案)が文京区議会に報告され、地域で説明会が開かれました。
東・西地区の再開発ビルを含め放射25号北側の北・北西地区、飯田橋近接の南地区と後楽二丁目全体のまちづくりについては一昨年12月、地元案として文京区に提出され、今回の整備指針へとつながりました。
指針では、「南地区」は全体を再開発、「北・北西地区」は全体の再開発ではなく、地区周辺は個別に更新し、中央部分は再開発と建物を共同化する方針です。住民の方々の協議により、変更もありうるといいます。
新型コロナというかつて経験したことのない事態で、テレワーク等によりオフィス需要が変化していることや、住まい方の変容などで、計画通りに進められるか全く不透明です。区は、「行政側の財政状況ひっ迫も想定されることから、公的資金に頼らないまちづくりも含め、様々な手法の検討が必要だ」としています。
2019年に実施された権利者の再開発参加意向アンケートによれば、参加希望者は南地区88%、北・北西地区77%で、12~20数%の方は不参加と回答しています。新たな意向調査も行われる予定ですが、権利者の十分な話し合いと納得できる対応が求められます。
2021.04.16