坂の多い城跡の大学に通い始めてから、核兵器反対などの活動に参加するようになりました。一番身近だった友人を誘い続けていると、決まって「むずかしいなぁ」という返事が…。じれったくなった私は、「展望は自分で切り開くものだろ」と説得するのでした。
展望は自分で切り開くもの…自分でどうにもならないときに、これほど酷な言葉もありません。その後ながく(今も)私自身がこの言葉に責められるようになりました。
そんな私を励ましてくれる言葉もあります。魯迅の小説のフレーズを、いつの間にか勝手に変えてしまったものです。
「希望というのは道のようなものだ。道は初めからあるのではない。歩いたところが道になるのだ。」
諦めずに歩くと、いつかきっと希望が見えてくる?…ううん、希望って歩いた先に見つかるのではなく、歩き続けること、歩き続けたこと、それ自体が「希望」になるのかもしれないと思って、今日も歩いています。
目白台後援会 すぎだま