請願は共産採択主張するも不採択に
政府は、来年秋までに健康保険証とマイナンバーカードを一体にし、健康保険証を廃止するとしています。マイナカードをめぐっては様々なトラブルが発生し、マイナ保険証だけでも「他人の情報がひもづけられていた」、「1割負担が3割負担になっていた」、「カードをかざしても認証しない」などの問題が多数起こっています。保険証を持っていなければ10割負担、保険証を持参しなければ安心できない事態です。
入所者の健康保険証を預かっている介護施設などでは、今度はマイナ保険証と暗証番号を管理し、間違わないようにと「職員の負担が大変だ」と訴えています。
9月の文京区議会では、医療関係者から「健康保険証の廃止を中止して存続するよう、国に意見書を提出して下さい」という請願が出され厚生委員会で審議されました。「患者・国民は不安である」「別人情報で重大な医療事故につながりかねない」「マイナカードは実印にも等しく日常的に持ち歩くことは危険」だというのが請願理由です。
紹介議員を指定しての請願で共産党は紹介議員ではありませんでしたが、請願理由はもっともであり、採択を主張しました。ところが、紹介議員になった会派の議員は採択でなく「継続」を主張する事態(!)がおき、自民・公明が不採択で、結局不採択となりました。