差別と排除の都政に抗議 ― 都議会での言論封殺
まさしく権限濫用、脅し、言論封殺。
都議会予算特別委員会(3月13日)での福手ゆう子都議の発言の一部は「虚偽」だとして速記録から削除する動議を、自民+公明+都民ファーストが提出し強行可決(3月26日)されるも、翌日に理事会で白紙となった急転劇。
福手都議は、2010年以来続く都内朝鮮学校への補助金停止について、同校の子どもたちの権利を訴え、補助金再開を求めました。
しかし小池都政は、福手都議への子供政策調整担当部長の答弁で「東京都こども基本条例に規定されている『こども』とは『全てのこども』」(令和5年第一回定例会総務委員会)との証跡引用は「虚偽」だと難癖をつける。
都こども基本条例に「全ての子どもが誰一人取り残されることなく」、「一人一人の個性に着目し、自立性や主体性を育むために必要な環境の整備を図るとともに、こどもに寄り添ったきめ細かな支援に取り組む(8条)」とあるのに、朝鮮学校の子どもたちを対象外として取り残し排除しているとの福手都議の追及には、削除の動議を数の暴力で可決する。
これは補助金停止と同根の差別と排除。強い憤りを感じます。
同じく立憲民主党の関口健太郎都議も都知事の答弁拒否を指摘し答弁差別と批判したことで、速記録削除の動議の対象になりました。
与野党の対立(自民+公明+都ファVS共産+立民)が煽られ、都議会の様相は、衆院東京15区の補欠選挙(4月28日投開票)と東京都知事選(7月7日投開票)の前哨戦さながらに‥‥。
緊急開催された< #都議会やばい 3・29抗議集会 >には約150人が参加。暴政都政が改められることを願ってやみません。
(目白台 S)