沖縄県の平和学習を視察してきました。
2つの“ガマ”の体験、平和資料館見学で改めて沖縄戦やその後の米軍統治、「銃剣とブルドーザー」で住民の土地を接収した米軍基地。那覇からうるま市へ車を走らせるとずっと続く鉄条網、基地の中に県民のくらしがある。
飛行機で同乗した高校生、資料館見学の小中高校生たちが、説明者の話に熱心にメモするのを見て、多くのことを学び・考え、戦争は絶対だめとの思いを持ってほしいと願う。
学校での平和学習は、6月の平和月間だけでなく、年間を通して学んでいますが、体験者の高齢化、低年齢層の保護者の関心が薄い、内容のマンネリ化などの課題にも直面していました。
基地で働く保護者への思い、政治的中立の担保の主張もありますが、米兵による性暴行事件や殺人など様々な理不尽は米軍基地あるがゆえであり、看過できません。みんなで声を上げなければならない時もあります。
平和資料館の証言集には、「軍隊は住民を守らない」ことを多くの人が綴っており、現在にも通ずることと改めて認識しました。
