日本共産党文京区議団は毎年学校調査を行ってきましたが、新型コロナ感染拡大の影響でこの3年間できず、ようやく5月10日~17日の間、手分けして区立小中学校22校を調査しました。板倉が訪問したのは、関台・小日台・金富・誠之・根津・駕籠町・青柳各小学校と一・三中学校。
改築でピカピカの誠之小では、児童数が増えて教室不足になり、壊したばかりの仮校舎を再度建築する事態になっています。
金富小には、区内唯一の通級制の「ことばと聞こえの教室」があり46人が在籍しています。施設が手狭であり、バスなどを乗り換えて通う児童もおり、複数校必要と要望しました。
関台小のプールは体育館の下で陽が射さず、加温器で温めています。その加温器と濾過器が老朽化しているので交換を要求しました。今回の訪問で驚いたのは、14年前に訪問した時とほぼ同じように校舎と体育館のつなぎ目で雨漏りがありバケツが置かれていたこと。区は手当したというが改善されず、来年度予定の外壁改修で必ず解消をと要望しました。
青柳小は、隣接する護国寺との境の約200mあるブロック塀がすべて撤去され、アルミ製の塀に取り換えられました。災害時に護国寺境内へ避難できる扉も付きました。この間、私が要望したことが実現しました。
小日台小は改築計画がありますが、完成までには7年近くかかる見通しです。その間、子どもたちには古い施設でがまんせよということでしょうか。改築を待てず、教室増が必要となり、校庭に仮設校舎を建設します。
学校施設改修は先送りし、その一方でシビック改修に今年度38億円、昨年度は66億円。シビックより学校・区民施設優先が当然ではないでしょうか。

