日本共産党文京区議団は、区内7中学校が修学旅行先を大阪・関西万博としていることから、開幕翌日の4月14日、見直しを求める要望書を文京区教育長に提出しました。
万博会場の夢洲は元々ごみの最終処分場で、着火すれば爆発の危険がある濃度のメタンガスが検出され、昨年爆発事故も起きています。そのうえ、大規模な地震や津波への防災対策の不十分さ、木造リングの上には屋根もベンチもなく、昼食をとる団体休憩所の前にガス抜き管があるうえ、壁などがなく暑さや強い風雨をしのげない、熱中症の危険もあるなど、様々な問題があります。「いのち輝く」とは到底言えず、子どもたちと引率する教職員の命と安全最優先の観点から、修学旅行先の万博を見直すよう求めました。
従来の修学旅行では、教員のみが事前に実地踏査を行っていますが、今回は教育委員会も万博会場の調査に行くという異例の対応をしています。教育委員会として、安全の確認をしなければならない場所ということでしょう。それならば、行かないことが生徒の安全を守る一番の対策ではないでしょうか。

