環状3号線道路計画は文京区小日向の住宅地を貫通し、小石川植物園を削り、根津神社をかすめるもので、「住環境、緑も文化も壊す」と45年前に文京区議会は「廃止」を決議し、当時の区長も都知事に「反対」の意思を表明しています。
日本共産党文京区議団は今年2月の本会議で区に対して、計画の廃止を都に迫るように質しました。区長は、計画の影響は「極めて大きい」と答弁するも、見直しへの言及はありませんでした。
今回の都議選で環3計画が大きな争点となる中で区長は、「地下化」「地中化」と誘導・推進発言を行ってきた自民、都ファの両候補を推薦しましたが、この選挙戦で自民候補は「播磨坂の桜を守る。計画中止」を訴え、都ファ候補は沈黙。区長の今後の対応を質したいと思います。
東京都建設局は2019~2021年にかけて環3道路延伸予定地の基本設計や地質調査を行い、3年間で2900万円を投じています。都は来年度からの10年計画(第5次)を進める予定で、区民と区議会の「計画反対」の意思を無視したものであり、福手都議とともにこの計画を廃止させるために頑張ります。

