文京区後楽2丁目は東地区・西地区の再開発に続き、今年度中に南地区再開発の都市計画決定を行う予定です。高さ170m(地上34階、地下1階)延床面積28万㎡、事務所、住宅(250戸 地区東側の住宅棟含む)、店舗など区内最大級の計画です。本来容積率500%を1,150%にできるのは、3つの広場をつくり地域に開放、飯田橋駅東口への歩行者用デッキを設置、地区内にある旧耐震マンション建替の「地域貢献」の名目のためです。
総事業費、税金投入額を区は明言しません。春日・後楽園駅前再開発は総事業費1,300億円超、税金投入275億円でした。これを超える過去最高となるのは間違いありません。資材費、人件費等の高騰で、予定どおり進められるか不安材料があり、地元住民などの零細地権者が不利を被らないよう区が対処すべきと要求しました。
また同時に、東京都、千代田・新宿・文京の3区、JR、東京メトロで構成する「飯田橋駅周辺基盤整備計画」も進行中で、費用は、周辺開発事業者からの協力金、補助金(税金)を充当するとしています。地下の鉄道連絡通路等の改善の必要があるものの、事業費規模も不明な大規模事業が動き出しています。

