
6月5日、板橋区議会第2回定例会初日の本会議で、区長と教育長に対する一般質問を行いました。
テーマごとに報告します。
※区長の答弁は、いわいの聞き取り要点メモです。正式な議事録は、後日区議会ホームページで公開されます。
(2)暮らしやすい新河岸地域へ
次に、暮らしやすい新河岸地域を求めて質問します。
都営新河岸団地の建替えによって、第1期には、都営住宅の1階に入っていた郵便局も電気屋さんも戻れず、郵便局は高島平8丁目に移転し、第二期の解体工事を終え、第3期対象エリアの住宅の1階にあったスーパーや商店がなくなりました。高齢者や障害者にとっては、買い物も預貯金の引き出しも、コンビニエンスストアでしかできなくなり、郵便局の通帳記帳や生鮮食品の買い物は、バスで行かなければなりません。もともと、新河岸地域は、都営住宅建設をきっかけに、工業地帯から住まいと工業が共生する街に発展しました。住民生活を支えるために、団地内に商店や電気屋さん、郵便局などが整備されたのです。当時以上に高齢化が高まっているのに、不便な状態が続けば住み続けられません。
Q19.都営新河岸団地の建替え第3期エリアに、郵便局や生鮮3品が購入できる店舗を設置できるよう東京都へ求めていただきたいがいかがでしょうか。
【区長答弁】
新河岸地域での郵便局の設置が地域の切なる要望であることは認識している。複数回にわたり、都等へ働きかけを行ってきた。新河岸2丁目団地の第2期工事に際して、都からの意見照会に加え、区民と区長との懇談会で要望があったことも、都及び日本郵便へ伝えている。第3期工事についても働きかけを継続していきたい。都は、都営住宅の敷地において、食料品や日用品等の移動販売サービスを実施している。現時点では、店舗の設置について都に要望する予定はないが、支援事業が継続されるよう都と連携を図っていきたい。
郵便局が高島平8丁目に移転しましたが、近くにバス停がありません。また、従前から高島平中央総合病院と駅を結ぶ交通がなく、駅からタクシーに乗るか、高齢者や病人が比較的長い距離を歩かなければなりません。
そこで区長に質問します。
Q20.新河岸地域から、最も近い8丁目郵便局付近と高島平中央総合病院や公共交通機関のない新河岸3丁目へつなぐバス路線の設置を民間バス会社の路線や区のコミュニティバスりんりん号も含めて進めていただきたいがいかがでしょうか。
【区長答弁】
新河岸三丁目付近は、駅やバス停まで比較的距離があり、高齢者の方が病院や買物等でご苦労されていることは、承知している。運転手不足によるバス路線の減便及びバスが走行可能な道路幅員の確保や、運行経費の増大への対応等の課題があり、新たなバス路線の導入は困難。