「ようやく汚れた紙オムツを持ち帰らなくてすむようになりました!」
板橋区の区立保育園では、かつては布オムツを使用していました。保護者はオムツカバーを持参して、オムツは区がレンタルしたものを使用して、保護者負担はありませんでした。
しかし、2013年、板橋区は経営刷新計画で、親子劇場や親子遠足のバス料金を廃止、さらに布オムツの有料化を導入しました。保護者は、布オムツの使用料を払うか、自ら紙オムツを持ち込むかの選択が迫られ、多くの保護者は、紙オムツを持参することを選択しました。保護者からは、使用済みの紙オムツは園で処分してほしいという声が上がっていましたが、区は保育園のゴミ収集は週2回なので、その間汚れた紙オムツを保管しておくのは衛生上の問題から難しいと、持ち帰るよう指示されていました。
昨年、区民からの陳情が出される中、板橋区は2019年度の当初予算で、公立保育園での紙オムツの回収経費を予算化。保護者のみなさんから、本当によかったと歓迎の声が上がっています。
自民・公明・国民民主・立憲民主が、「お金がかかる」などと、区民の陳情を「不採択」に
昨年9月、保護者の声を受けて、新日本婦人の会板橋支部が、区議会に対して、「区立保育園・CAPS(児童館)で使用済み紙オムツの処理を行うよう求める陳情」を提出。(2018年11月8日文教児童委員会)
自民「施設内で保管するのは非常にリスクが生ずる。財政上の負担が大きいので不採択」
公明「児童館、保育園であわせて1800万円の運転資金がかかるなど、総合的に判断して不採択」
民主ク「保育園は回収する必要があるが、児童館は過剰なサービスになるので不採択」
共産「区は保育料を値上げした上、子どもへの支援策は後退している。紙オムツ
の処分はわずかな経費だ。子育てしている父母をもっと支えるべき。採択」