日本共産党区議団を代表して区長に対する一般質問を行いました。
二つ目の「原発汚染水の海洋放出中止」に関する質問です。
※区長の答弁は、聞きながらメモしたものです。正式な答弁は、後日、議事録が公開されます。
次に、(2)原発汚染水の海洋放出中止を求めて伺います。
東京電力福島第一原発で発生した汚染水の海洋放出が8月24日から強行され、漁業関係者や自治体首長、住民らから「12年の震災復興の努力が台無しだ」「毎日の仕事場の海が汚され続ける」と、怒りの声が広がり続けています。政府と東電が「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」とした2015年の約束を公然と投げ捨てた裏切り行為はとんでもありません。
事故が発生した原発建屋内に地下水などが流入し、デブリに接触する汚染水は一日約90t発生しています。「処理」した後も、トリチウム以外の放射性物質も残り、現在1千基を超えるタンクの約7割でその濃度が規制基準を上回っています。これから30年続くと言われる海洋放出によって、合計でどの放射性核種がどれくらいの量、海に放出される見込みなのかがわからないまま流し始めたということです。
しかも、地下水の流入を防ぐ「広域遮水壁の設置」も行わず、海洋放出以外の「汚染水のモルタル固化」や「大型タンク保管」などの専門家の意見すら検討していません。その上「原発回帰」に舵を切った政府の姿勢に道理はありません。
Q3.原発汚染水の海洋放出は中止すべきです。区長の見解をお示しください。
(区長答弁)
政府は、東京電力福島第1原発の処理水について、国の基準を満たすまで浄化処理を行い、海水で希釈をし、海洋に放出をした。廃炉に関する処理水の処分は、政府が判断すべき事項。区として、その動向を見守るべきもの。
一般質問のテーマは以下の通りです。順次報告していきます。
1 核兵器廃絶と環境対策の強化を求めて
(1)今こそ核兵器廃絶の声を板橋から
(2)原発汚染水海洋放出の中止を
(3)香害対策の強化を
(4)プラスチックの分別について
2 社会保障の抜本的な拡充を
(1)福祉事務所の機能強化を
(2)介護保険制度の充実を
(3)紙おむつ等支給事業について
(4)保険証廃止は中止を
(5)板橋キャンパス跡地の障害者施設について
3 物価高対策と中小業者支援強化を
(1)物価高に対する経済的支援を
(2)インボイス中止と消費税5%減税を
(3)生活再建につながる国保収納相談へ
4 高島平地域のまちづくり
(1)高島平グランドデザインについて
(2)高島平駅・西台駅の駐輪場対策について