日本共産党区議団を代表して区長に対する一般質問を行いました。
「社会保障の抜本的な拡充」の4つ目は、「保険証廃止は中止を!」です。
※区長の答弁は、聞きながらメモしたものです。正式な答弁は、後日、議事録が公開されます。
次に、マイナンバーカードとの一体化による保険証廃止についてです。
マイナンバーに関するトラブルは、本人以外の口座への登録、他人の年金記録の閲覧可能になったケース、コンビニで他人の証明書発行、障害者手帳や療育手帳の誤登録と底なしで、とうとうデジタル庁と国税庁に行政指導という事態です。
さらに、全国保険医団体連合会の調査では、マイナ保険証のトラブルが5,493件、マイナ保険証で医療費を10割支払ったケースは1,291件、年金記録とのひもづけミスに続き、いまだマイナ保険証のひもづけできないケースは40万人です。トラブル対処に人員も時間も予算も割いて、保険証廃止に固執している場合ではありません。こうした事態で保険証を廃止すれば、必要な人が医療を受けられない事態が拡大することは間違いありません。
国民皆保険制度は、全ての国民に医療を受ける権利を保障してきました。その権利を奪う保険証の廃止は中止すべきです。
Q18.マイナンバーカードとの一体化による保険証廃止が、医療を受ける権利を阻害していることに対する区長の認識をお答えください。
(区長答弁)
国は、令和6年秋には保険証を廃止する方針。マイナンバーカードを持たない人への対応は、国は、当面の間、資格確認書を交付し、被保険者の資格を確認できるようにするとしている。マイナンバーカードと保険証の統合、保険証の廃止は、課題も指摘されている。今後も、医療を受けられる環境の確保を国に求める。
※一般質問のテーマは以下の通りです。順次報告していきます。
1 核兵器廃絶と環境対策の強化を求めて
(1)今こそ核兵器廃絶の声を板橋から
(2)原発汚染水海洋放出の中止を
(3)香害対策の強化を
(4)プラスチックの分別について
2 社会保障の抜本的な拡充を
(1)福祉事務所の機能強化を
(2)介護保険制度の充実を
(3)紙おむつ等支給事業について
(4)保険証廃止は中止を
(5)板橋キャンパス跡地の障害者施設について
3 物価高対策と中小業者支援強化を
(1)物価高に対する経済的支援を
(2)インボイス中止と消費税5%減税を
(3)生活再建につながる国保収納相談へ
4 高島平地域のまちづくり
(1)高島平グランドデザインについて
(2)高島平駅・西台駅の駐輪場対策について