いわい桐子

一般質問を行いました⑨「板橋キャンパス跡地の障害者施設」

2023.09.29

日本共産党区議団を代表して区長に対する一般質問を行いました。

「社会保障の抜本的な拡充」の5つ目は、「板橋キャンパス跡地の障害者施設」です。

※区長の答弁は、聞きながらメモしたものです。正式な答弁は、後日、議事録が公開されます。

 

 次に、板橋キャンパス跡地についてです。

 今年3月の事業所開設に向けて進めてきた、板橋キャンパス跡地における障害者施設の整備は、当初の計画が見直されることになり、3年遅れの新たな計画が示されました。当初予定していた共同生活援助、短期入所、相談支援の3つの事業に、生活介護事業を加えて整備するとしています。とりわけ自傷行為や他傷行為が頻繁に起こる強度行動障害の人を受け入れる施設が区内に一つもなく、板橋キャンパス跡への整備に期待が高まっていました。

 区は今年2月の健康福祉委員会でも、7月の事業者公募前説明会でも、強度行動障害の受入れは任意だが、受け入れることを積極的にお願いするとしてきました。しかし、実際に8月から始まった公募要件には、強度行動障害の受入れを求める表記は一言もありません。

Q19.そこで伺います。板橋キャンパス跡地に設置されるグループホームに、強度行動障害の人を受け入れることは、事業者公募条件ではなくなったのでしょうか。それはいつ、誰の判断なのか、公募条件から外した理由をお示しください。また、強度行動障害を持つ人を受け入れられる施設は、一体いつ、どこに設置するのか、お示しください。

(区長答弁)

 板橋キャンパス跡地について、新たな整備計画策定のため、多くの運営事業者にアンケート調査を実施した。重度重複障がい者と強度行動障がい者を同時に受け入れるのは「極めて困難」との声が数多く寄せられた。これを踏まえ、受入れを任意としたが、必要性は認識している。受入れ可能な施設開設の検討を進める。

(いわい質問のつづき)

Q20.また、当初の計画にあった児童発達支援事業は、板橋キャンパス後の計画から外され、2025年度までに誘致すると示してきました。児童発達支援事業の施設整備の見通しをお示しください。

(区長答弁)

 これまでの報告どおり、板橋キャンパス跡地とは別の公募事業として進めている。具体的なスケジュールが確定次第、議会へ報告する。区民に向けて周知を図る。

※一般質問のテーマは以下の通りです。順次報告していきます。

1 核兵器廃絶と環境対策の強化を求めて
 (1)今こそ核兵器廃絶の声を板橋から
 (2)原発汚染水海洋放出の中止を
 (3)香害対策の強化を
 (4)プラスチックの分別について
2 社会保障の抜本的な拡充を
 (1)福祉事務所の機能強化を
 (2)介護保険制度の充実を
 (3)紙おむつ等支給事業について
 (4)保険証廃止は中止を
 (5)板橋キャンパス跡地の障害者施設について
3 物価高対策と中小業者支援強化を
 (1)物価高に対する経済的支援を
 (2)インボイス中止と消費税5%減税を
 (3)生活再建につながる国保収納相談へ
4 高島平地域のまちづくり
 (1)高島平グランドデザインについて
 (2)高島平駅・西台駅の駐輪場対策について

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