
(2025年第4回定例区議会一般質問②-(4):質問日12月27日)
区基本構想の笑顔あふれるまちづくりに基づき、まちづくりの方針が示されますが、これからの10年で、区内中で大規模な再開発が大きく進むスケジュールです。タワーマンションが大山のクロスポイントで2棟竣工され、それに続き、ピッコロスクエアでさらに2棟、板橋駅西口周辺にも2棟、上板橋駅南口と高島平のUR建て替えで合計8本ものタワーマンションが建ち並ぶ計画です。タワーマンションが本当に豊かな住まいとなるのでしょうか。既に完成後1年ほど経過したクロスポイントは、資材や人件費高騰の影響で約9,900万円から1億5,000万円という購入額のため、入居率は約20%程度です。1階の店舗家賃も大変高額で、営業を継続することは困難です。大山・板橋地域で再開発による立ち退きの相談が増え、高島平ではURの建て替えで高家賃となるため、住み続けられなくなっています。
Q.区が推進してきた再開発が住民を追い出す結果を生んでいることに対する区長の認識をお答えください。
(区長答弁)
現在、区内各地区で進められているまちづくりは、良好な居住環境の形成や防災性の向上を目的とする公共性の高い事業である。各事業主体は事業の各段階において丁寧に説明を行うとともに、居住者の方々に対して、生活再建のため、複数の選択肢を示しながら合意形成を図ってきた。
区として、まちづくり事業が居住者の生活の継続性や居住の安定に資するよう、引き続き各事業主体と連携を図りながら、住み続けられるまちの実現に取り組んでいく。
(いわい桐子)
大山駅周辺の高架化や再開発に対する計画見直しをはじめ、高島平のタワーマンションと区道の整備、板橋駅西口の駅前広場整備における旧中仙道からの駅ロータリーへの区道廃止など、地域住民から計画や撤回、見直しの声が次々と上がっています。住民が長年かけて緑を育み、町並みをつくり、コミュニティを構築してきた地域のまちづくりは、住民の思いに寄せて丁寧に進める必要があります。しかし、区は意見を聞くどころか、説明も十分ではなく、聞こえてくるのは、区が突然こんな計画を出した。もう決まっているかのようで、何を言っても平行線、こういう声です。計画やスケジュールありきではなく、何度でも住民と話し合い、住民と共にまちづくりを進めるべきです。
そこで区長に伺います。
Q.住民合意のないまちづくりは基本構想の笑顔あふれるまちづくりと言えるのでしょうか。区長の考えをお示しください。
(区長答弁)
区は、これまでも住民説明会の実施や意見の募集、区公式ホームページによる周知など、丁寧な説明を行うことによって、まちづくりの理解を得られるよう努めてきた。現在、区内各地区のまちづくりは、各種イベントなどを通じ、まちづくりを自分事と捉え、主体的に参加する意識、いわゆるタウンシップの醸成が着実に進みつつある。まちづくりの過程において、各主体が対等な立場で連携・協働し、誰もが生き生きと暮らせるコミュニティを育むことによって、区が目指す笑顔あふれるまちの実現につながるものと考えている。
※区長の答弁は、聞き取りからの要旨です。正式な議事録は後日区議会ホームページで公開されます。