10月22日の千代田区議会本会議でおこなった「千代田図書館の指定管理の指定」についての反対討論は以下です。(未定稿)
議案第45号、千代田区立図書館の指定管理者の指定について、反対の立場から討論を行います。
この議案は、千代田、四番町、日比谷、昌平まちかど、神田まちかどの五つの区立図書館の指定管理者として、千代田ルネッサンスグループを指定するものです。
今回指定された、指定管理者が、千代田図書館や日比谷図書文化館などで、魅力ある展示で区民や来館者に本や様々な文化の魅力を発信しようと工夫をしていることや、学校や保育園への司書派遣で、子どもたちに読書の楽しさ、本の面白さを伝える努力をしていることは大変評価をしております。
しかし、図書館の自由に関する宣言で掲げている、「図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする」。このことを果たさせるためには、図書司書など図書館職員の専門性や知識を蓄積していくことなど、図書館事業を一貫した方針の下で継続して行うことが求められます。
そうした点から見ると、管理期間を5年とする指定管理者制度では、図書館業務の一貫した継続性は望めません。また。指定管理となると、どうしても指定管理者の利益の確保が求められてしまいます。
図書館は営利事業を目的とする施設ではありませんから、営利企業を指定管理者にすることによって、職員の労働条件、あるいは、図書サービスにしわ寄せが行きかねません。
実際に、千代田図書館、日比谷図書文化館の人員募集では手取りの給与が18~19万円など、低く抑えられています。また、私たちが取り組んでいる区政アンケートには、「図書館の蔵書が少ない」「蔵書が古い」などの声が寄せられております。区民が希望する蔵書を充実させていくためには、住民とともに、図書館を発展させていく取組が必要だと思います。
「知る権利を保障する」という図書館の使命を果たすうえで、図書館の指定管理という運営がふさわしいのか、考え直すことを求め、本議案に反対いたします。
