文学座支持会の感謝祭に初めて伺いました!文学座アトリエ、本当に懐かしいですね。
私が通っていた頃は、もりやは、今の建物ではなく、古い旅館でした。得丸伸二さんなどが勉強会をやっていて、「俺達も観に行っていいのかな」なんて話をしていました。
くじ引きがなんと大当たり!朝倉摂さんのふきのとうの版画と『朝倉摂のステージワーク2』のセットです。
紀伊国屋ホール公演の『摂』を拝見したとき、なんと物品で朝倉家の残っていた、朝倉摂さんの著作を販売していたのです。もはや版元にも在庫がない貴重品です。高橋ひろしさんに乗せられ、『ステージワーク』一冊目を購入しました。しかし、高い買い物なので、高橋さんのオススメを丁重にお断りして一冊目だけで諦めました。
『摂』の公演もいいたいことがありますが、またいずれ。ところで、アフタートークで出演した台東区議会議員も、研究所の出身だそうです。文学座研究所出身の区議会議員は、私だけではありませんでした（笑）板橋区の芝居でアフタートークをやるなら、呼んでほしいです。
さて、一冊目は、摂さんが舞台美術を手がけた主要作品、『近松心中物語』『下谷万年町物語』『藪原検校』などの舞台写真を大量に収録した、超大判本です。唐十郎さんのエッセイ、摂さんと宮本信子さん、吉行和子さんの鼎談、蜷川幸雄さんのスケッチなども収録の、高校生の小柳少年、垂涎の一冊でした。しかし、高くて買えませんでした。数十年をへて買ってしまいました(^_^;)
二冊目は、実際に観劇していた舞台が掲載されています。『夢去りてオルフェ』『リューオー』『唐版滝の白糸』懐かしいですね。いまだによく覚えています。
今年の運を使い果たしてしまいましたが、家宝にします!
お世話になっていた、というか、いまだにお世話になっている、西川信廣さん、鬼頭典子さんにご挨拶をして、昼間部を夜間部の違いはありますが数少なくなった同期の粟野史浩君と固く握手をしました。
清水明彦さんに「昔、拝見した『イーハトーボの劇列車』すごくよかったです!」ととうとう伝えられました。また、高柳さんと井上ひさしと秋元松代の話で盛り上がり、お腹いっぱいで、当分、演劇は観なくてもいいような(^_^;)
今年の『アラビアンナイト』での、子どもたちが演劇を観る機会を増やす取り組みが紹介されていました。自治体の教育の予算が削減される傾向が強いなか、文学座の試みは重要です。また、『摂』『アラビアンナイト』でも自治体とタイアップを行っています。
文化芸術に携わる人、観る人を広げることは、大切な支援だと考えます。
帰り道、懐かしい山本ビルに立ち寄ってみました。
