1月26日の午後からは西東京市と「非核・平和をすすめる西東京市民の会」が共催する落合恵子さんの「平和のバトンをつなぐために~幾世代先の子どもたちのために」という講演を聴きに行きました。
落合恵子さんは1945年生まれの作家。20代で放送局に勤め、ラジオのパーソナリティとしても活躍していた方。
落合さんの母は未婚で落合さんを産んだとのこと。落合さんが母に「なぜ私を産んだの?」と尋ねると戦争中で命の保障がない時代。お父さんが大好きだったが戦争に取られ、見送った後に妊娠に気付いた。人がいつ死んでもおかしくない時だったから「何があっても産む」と決意したそうです。
落合さんの母は「だからどんなに婚外子で差別されても怖くはない。ただ差別される側の人と手を結んで平和の活動をしてほしい」と言われたとのこと。
原発についても「たった1基で爆発で国は終わるのに、地震列島にも関わらず必要という。東京オリンピックでも核のゴミが放置されているにも関わらず「アンダーコントロール」という。この国は忘れさせていくシステムに乗っかっている。原発も戦争も同じ」とのこと。
ナチスの軍人ヘルマン・ゲーリングは「一般の市民を戦争に向かわせるのは簡単だ。敵が攻めてくるとだけ言えばよい」と戦争のプロパガンダをした。
「Jアラート」は何だったのか?今は勇気を持てば言える時代と語り、そろそろみんな怒りましょう!と呼びかけました。
後援会の後で、会場の方が意見や感想を出し合いました。
ある青年は「戦争や原発についていろいろ勉強したいけれど仕事が忙しくて年1回しかこういう学習会に来られない。だけど今年は頑張って3回は行けるようにしたい」と語っていました。
こんなにひどい政治でもなぜ国民は怒らないのか疑問に思っていましたが、疑問に思う時間もないほどみんな生活に余裕がない状態にさせられているのかもしれません。
しかし、黙っていてはいけませんね。みんなでそろそろ怒りましょう!