島田拓

避難所に間仕切りと段ボールベットが…

2020.06.16

 6月の区議会で企画総務委員会と総合・災害対策等特別委員会の委員となりました。この委員会で一年間がんばります!

 さて12日と16日の総合・災害対策特別委員会では、区の災害対策の見直しと新たな災害協定の締結について報告がありました。

 区の災害対策は、昨年の台風の直撃などを受け、現在、再検討を行っています。再検討項目はなんと101件に上ります。その詳細は明らかにはされませんでしたが、今回はとくに台風接近前からの部署ごとの対応を時系列的に取り決めたタイムラインを作成したことが報告されました。
 それによると接近4日前から開設避難場所の検討や区の窓口の休止に関する調査を開始し、3日前には、災害対策本部が設置され、1日前には、コールセンターを開設する…などなどです。  
 新型コロナの感染拡大を受け、検討項目はさらに増えるということで、こうした課題は今年度中に改定される区防災計画に反映される予定です。

 災害協定については、避難拠点等に間仕切りや段ボールベットを供給するために協定をNPO法人ボランタリー・アーキテクツ・ネットワークと結びました。
 間仕切りは、プライバシーの確保や感染予防に、段ボールベットは、エコノミークラス症候群やホコリの吸い込みを防ぐなどの効果があります。こうした対応は、避難所の環境を良くし、関連死などを防ぐなどにも効果があることから、私たちも繰り返し求めてきました。
 なお区は、避難拠点については、体育館に加え、教室などを活用すれば間仕切りやベットを設置しても定員である700名の収容は可能と答えました。そうであるなら、すべての避難拠点に最初から700名分設置できるような対策を検討すべきです。

公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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