9月12日に行われた文教児童青少年委員会で光が丘第四中学校を過小規模校として今後速やかに閉校するという対応方針案が示されました。
もともと7月19日の委員会で、PTAや町会、学校関係者などが入った光四中の「教育環境を考える」を立ち上げ、光四中の教育上の課題を議論していくことが報告されました。それからわずか2か月、「考える会」が3回の意見交換を行っただけで閉校の方針を決定したのです。
同じように過小校として「考える会」のある旭丘小学校では数年間議論を続けていますが、それと比べてもあまりにも性急な対応です。しかも「考える会」の議論は子どもたちの夏休み期間中であり、子どもたちの意見を聞くことすら行わず進めよう言うのですから、なんのための閉校なのかさえ分かりません。
区は閉校の理由の一つとして「生徒数が少ないため、生徒同士での交流や学び合いが活性化しない」などとしていますが、区の学校案内では、在校生からのメッセージとして「生徒数が少ないながら、活気に満ち溢れ、仲間とのつながりを大切にしている学校」と明記されています。区の言い分は通学している子どもたちや保護者、先生に対してあまりにも失礼な物言いではないでしょうか。
もともと区が学校選択制などを導入したことから、生徒数の偏りの大きな学校が生まれてしまいました。それ対して何の見直しを行わず、機械的に過小規模校と決めつけ閉校させるなど、許されることではありません。
これだけ強引な対応をみると光四中を早く閉校して、その跡地を何らかに活用した思惑があるのではないでしょうか。私たちは区の一方的な都合ではなく、子どもたちの教育環境を第一に考えた対応をすることを強く求めていきます。
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