島田拓

区は、国民健康保険料の値上げを決定。値上げ額は平均で驚愕の1.3万円です。これは物価高で大変な区民生活をさらに追い込むものです。とくに厳しいのは家族の多い世帯です。

例えば、年収200万円で40歳の家族3人世帯で保険料は30万円。年収400万円で55万円となります。しかも家族が増えるごとに一人当たり6万円以上値上げされます。これは生存権の侵害に他なりません。

従来であれば、区の税金の投入で保険料の引き下げを行っていましたが、国が財源投入をやめるよう大号令をかけるもと、むしろ区は、財源投入を減らす方向に動いています。

一方で差し押さえ件数は、2018年568件から2022年は1791件と3倍以上になっています。その結果、どれだけ保険料を回収したかを示す収納率は88.61％と23区中で3位と高水準です。こうした区民に冷たい区政を変えていきたいと思います。

ちなみに下記の表は国保料の試算表です。