島田拓

12月区議会の一般質問で災害対策の強化求める

2019.12.12

2019年第4回定例会で私と野村区議が一般質問に立ちました。
私からは①政治とカネ、②災害対策、③介護保険、④学校給食の無償化、⑤西武新宿線の連続立体化、⑥ヘイトスピーチについて質問しました。また野村区議からは①税の在り方、②手話言語条例、③児童虐待、④教員への変形労働制の導入、⑤住宅施策について取り上げました。その中で今議会の大きなテーマとなったのは災害対策でした。

近年、地球温暖化の影響で台風が大型しています。台風19号も各地に大きな被害をもたらし、練馬でも人的被害はなかったものの、浸水被害が4件、倒木などの被害が31件、一部破損の建物被害が4件ありました。

今回の災害では、地区区民館など区内15か所に避難所が開設しましたが、避難所情報がうまく区民に周知されておらず、一部混乱が生じました。練馬の場合、地震の際に小中学校に開設される避難拠点は比較的知られていますが、災害の規模によっては地区区民館や地域集会所などを避難所として開設する場合があり、間違えて小中学校に避難してしまった方もいました。
また災害時の重要な情報伝達手段である行政防災無線が雨や風などで「聞こえない」という事態も発生。川の状況など必要な情報がつかみにくく、増水した川の様子を見に行ってしまった区民もいました。

こうした事態をうけて、避難所情報の周知の徹底、行政防災無線の戸別受信機の普及、石神井川と白子川に、簡易水位計やライブカメラの設置個所を増やすなど区民が必要とする情報の発信体制の強化を求めました。
 また災害対策の要である区職員を削減してきた方針を転換し、専門的な職員を含め人員体制を充実するよう求めました。

これに対して区は、現在改定・作成中の水害ハザードマップにおいて、浸水が予想される区域やその程度、避難所等をわかりやすく記載し、来年3月に全戸配布することや放送内容が聞き取りづらいというご意見をうけ、防災行政無線について放送内容を文字化してねりま情報メールで自動配信するとともに、区の公式ホームページでも確認できる仕組みを来年度、導入すると答えました。
また個別受信機の配布については、導入する費用が高額なことや、要配慮者の避難行動を支援する仕組みを構築することが必要、などの課題があります。今後研究を深めてまいりますとしています。

公式サイトhttp://www.shimada-taku.com/もご覧ください

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