都知事選挙で、大きなご支援をいただき感謝申し上げます。宇都宮候補は、残念ながら当選することはできませんでしたが、今回の選挙で、宇都宮候補が訴えた中身は、コロナ禍で苦しむ都民の暮らしと命を守るための大きな力となるはずです。
6月区議会で二回目の補正予算が審議されました。補正予算では、新型コロナで大変な保育、介護、障がい者などの施設で職員への特別手当、国民健康保険料や介護保険料の減免、国保の傷病手当などが盛り込まれたことから賛成しました。
しかし、この間、成立した二つの補正予算を合わせても、区は30億円ほどしか基金投入していません。自由に使える基金は300億円以上、全体でも900億円以上あります。私たちは、こうした基金を活用して、経済状況が悪化している医療機関や介護施設への財政的な支援、事業者へのリース代の補助、小中学校での少人数学級の実施など、さらなる支援を求めました。
都内でコロナ感染が広がっていますが、小池都知事は、警戒レベルを上げただけで、何の対策も打てていません。そのため都内での感染者が連日100名を超える状況となっています。
練馬区では5/21以降、感染者はゼロとなっていましたが、6月から徐々に出始め、7/14には10名、7/15には11名と感染者がじわじわと増えています。区立施設でも小学校や障がい者施設で職員の感染が明らかとなり、さらに順天堂練馬病院でも看護師の感染が明らかとなっています。市中感染が広がっているのではないでしょうか。
こうした中で、区は、光が丘にあったPCR検査検体採取センターを6月末で閉鎖し、代わりに、より安全な唾液による検体採取を行う診療所を区内数十か所広げましたが、PCR検査の対象者は濃厚接触者に限定したままです。より対象を広げ、感染者を早期に見つけ出すことが必要ではないでしょうか。そのための第5回目となる申し入れをとや都議とともに区に行い、検査対象の引き上げを求めました。
その他にも練馬上空を飛行する羽田新ルートの見直しを求める2本の陳情について、残念ながら自民公明などによって不採択に。
また豊島園の問題では、跡地の真ん中にスタジオツアーと呼ばれる民間の施設を整備することを、都と区、西武、ワーナーブラザーズ、伊藤忠と間で覚書を締結したことが報告されました。しかし、このことは一番影響を受ける住民にさえまともな説明が行われていないことから、区民、区議会への丁寧な対応を求める意見書が全会一致で採択されました。ひきつづき区民・住民の声が反映されるよう求めていきます。
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