中山ごう

PFAS問題 3年も情報を隠していた防衛省

2023.07.27

日本共産党国会議員・地方議員による横田基地でのPFASを含む泡消火剤の漏出事故について、6月29日に続き7月25日にも防衛省レクを行いました。私は7月25日に参加しました。

問題点はいろいろありますが、私が一番の問題に思ったことは約3年間も防衛省が情報を隠していたこと。この間、報道されていたように防衛省は米側から2019年1月に報告書を受け取り、その公表が2023年6月。公表が遅れた理由さえまともに説明できない。しかも、6月29日のレクでは報告書を2019年に受け取っていることを隠していました。

日本国民よりも米側の顔色をうかがってばかり

米側から受け取った報告書について公表できる部分を米側に確認している防衛省。日本国民よりも米側の顔色をうかがっている日本政府の立場が鮮明でした。

防衛省が公表するまでの手順は、米側から報告書が提供される、防衛省が公表できる部分を米側に照会する、米側から回答があったのち公表、となっていることがわかりました。今回、公表に約3年もかかったのは、その照会作業が遅れたというのが説明でしたが「なぜ遅れたのか」についての説明はありませんでした。

さらに、2019年1月報告書について米側にかけた照会の回答は、2022年12月に防衛省にきていたことが判明。防衛省が半年も情報を隠していたことは間違いありません。

横田基地での漏出事故や訓練使用など、PFASを含む泡消火剤の全体像を明らかにするべき

多摩地域の地下水PFAS汚染では、横田基地から地下水に浸透したことが大きな原因の一つと専門家も指摘しています。公表が遅れた原因とあわせて、横田基地でのPFASを含む泡消火剤の訓練での使用や漏出事故について、全体像を明らかにする必要があります。

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