【主な経歴】
● 1979年11月5日生まれ 国分寺生まれ・国分寺育ち
●国分寺市立第九小学校、第一中学校、都立小平高校、東京農業大学畜産学科を卒業
●2000年日本共産党に入党
●2003年建設労働者の組合(東京土建)に就職
●2011年4月国分寺市議に初当選、現3期目
●公共施設等総合管理特別委員長、決算特別委員長などを歴任
●現在、議会運営委員長、厚生文教委員など
●泉山自治会常任理事、西恋ヶ窪一丁目連合防災会役員
家族:妻・娘二人・母
趣味:料理、つり、乗馬など
私は市議会議員として、「子育て支援と福祉に全力」をモットーに、「市民の声を市政に届ける」ことを大切にして活動してきました。
そして市民のみなさんと力を合わせ、かけがえのない成果をつくることができたことが何よりのよろこびです。
子どもの頃はヤンチャ坊主でした。小学校では「何のための勉強?」と疑問があり、好きな理科以外は勉強しませんでした。動物が好きだったことから、中学生で「獣医をめざす」という目標を持ち、そこから勉強するように。しかし、目標はかないませんでしたが…。
大学時代では乗馬サークル(部)に夢中。卒業後も部活の後輩との関係を大切に、今でも顔を出しています。
卒業後、建設労働者が加入する労働組合「東京土建清瀬久留米支部」に就職。2005年から労災の担当になり、アスベスト被害で苦しむ組合員の「国は安全と言ってきた。裏切られた」という怒りの言葉に私も共感。3年がかりで労災認定を勝ち取ったときは、一緒に泣いて喜んだことを今でも忘れません。
また、担当した青年部では今でも付き合いのある仲間が増えました。私を成長させてくれた思い出の職場です。
もっと多くの人たちを支える仕事がしたいと市議会議員選挙への立候補を決意。議員活動では、「市民からの声を大切に」を原点にして活動してきました。
2期目の時、二人の娘が生まれましたが、別々の保育園に。朝・夕の送迎では1時間かかるなど、共働きでの子育ての大変さを痛感しました。
また、長女が小1となり、授業数や宿題の多さ、友達との様々な関係など、「学校に行きづらくなってしまうことは、どの子でもあり得るのでは?」と感じています。
私自身が小学生の時に不登校気味だったこともあり、問題意識が強くなりました。学習会にも参加する中で、実際の保護者の声に共感と驚きが。今、私が力を入れている課題です。
1期目から取り組んできたエアコン設置。普通教室・特別教室へと設置できました。そして、2019年の市議選で中心公約に掲げた「体育館へのエアコン設置」。3期目に当選後、陳情署名や市議会でくり返し訴えました。そして2021年度に全ての小・中学校体育館にエアコンが設置されました。市民と力を合わせて実現でき、私も本当にうれしい思いです。
忘れることができないのは、学校トイレの改修です。2013年、PTAから「学校を見てほしい」とお願いがあり、トイレの悪臭のひどさと「子どもがトイレを家まで我慢している」と考えられないような実態を知りました。そして、毎年PTAから要望が出ていたことから「この状況を知っていて放置してきたのか」と市に対して強い怒りがこみ上げました。
すぐさま市議会で質問。その翌年から改修に向けて動き出し、2020年度に全ての小・中学校で完了しました。市民の声と市議会での論戦が結び付けば市政を動かすことができる、と強く実感しました。
学校体育館へのエアコン設置に続いて、次は学校給食の無償化に全力を挙げています。憲法26条に義務教育は無償と規定されています。コロナ禍・物価高によって貧困の拡大や生活苦が広がる中で、学校給食が子どもたちの成長を支える重要な役割を担っています。今こそ、無償化するべきです。
岸田政権は2023年度予算で軍事費を1兆4千億円も増額に。一方で、学校給食無償化は文科省の試算で4400億円。子ども予算倍増と言うのであれば、今すぐ無償化するべきです。
自治体独自の無償化も広がっています。2017年の76自治体から今では256自治体へ3倍以上に。さらに増え続けています。
私は2022年12月市議会で、財源も示して無償化を求めました。無償化に必要な財源は4億3千万円。国分寺市の2021年度決算繰越金は19億円あります。決算繰越金を活用して無償化している自治体もあります。国分寺でもやる気になればできると私は思います。
国分寺市では2007年10月から中学校給食が始まりました。保護者を中心として自校方式での給食をもとめた粘り強い運動の大きな成果です。
しかし、弁当併用外注方式(デリバリー弁当)での給食開始でした。日野市の工場で作っているため、おかずは冬でも10度以下に急速冷蔵されてから運ばれます。この方式による中学校給食は、多摩26市で国分寺市・東久留米市・東村山市の3市しかありません。2022年12月の市議会で教育委員会も「中長期的には検討が必要な課題」と認めました。一刻も早い改善が必要です。
日本共産党は中学校給食の実態を調査するためのWebアンケートを2023年5月31日まで実施しています。ご協力いただけると幸いです。
アンケートはこちら
この数年間で市民からの相談があったこと、子どもが小学校に入学し、1学期に「頭が痛い」と数日学校を休んだこと、私自身が小学校の時に1週間休むことが度々あったこともあり、問題意識が強くなりました。 子どもたちには様々なストレスがあり「いつでも・だれでも学校に行けなくなる」可能性があると痛感しています。子どもたちが安心できる居場所の充実、保護者への相談体制の強化が早急に必要です。
私は新型コロナが始まった当初、介護ヘルパー事業者から聞き取りし、マスクや防護服の確保が困難な状況を知り、すぐさま市に要望書を提出。市が備蓄しているマスクや防護服、消毒液など、福祉事業所(介護・障がいのサービス事業所)への物資支援を実現しました。
あわせて、新型コロナが始まった時から、11回連続で毎回の市議会でPCR検査体制の強化を必ず求めてきました。そして、検査体制の強化や費用補助などが実現し、医療機関や福祉事業所への給付事業も行われました。
2022年からはコロナ禍に続いて物価高対策にも全力をあげ、市独自の5万円給付、農家への各種支援金や建設・製造・運輸の3業種への燃料費補助を実現できました。
くらしへの支援はまだまだ必要です。事業者支援では、全業種を対象にした支援策が必要です。引き続き、市民のくらしと営業への支援策を市に強く求めます。
西町ルートでは光公民館前をぶんバスが通るように、地域の方と力を合わせて求め、実現することができました。北町ルートでは、市議になる前から地域の方と協力して署名を集めて市に要望し、新ルートとして実現。その後のルート変更も実現することができました。
市が「受益者負担が原則」という方針のもと、学校を含むすべての公共施設の利用を有料化することを進めていました。私は初当選した5ヶ月後の2011年9月市議会から有料化ストップを求めて計7回質問。同時に、市民と力をあわせて陳情署名にも取り組み、有料化ストップの世論を広めました。
そして2015年、2期目に当選した直後の市議会で、自民党議員から「学校施設に受益者負担はなじまない」と質問が出て私はびっくりしました。自民党は受益者負担による有料化を容認していたからです。陳情署名や選挙での訴えなど、世論を大きく広げたことが自民党も動かし、事実上、公共施設有料化を断念させることができました。市民の力で勝ち取れた大きな成果です。
福祉センターの利用者から「トイレに手すりを付けてほしい」とご要望がありました。私は、ほとんどの公共施設のトイレを確認したところ、手すりがほとんどついていないことを知りました。市議会でこのことを質問し、トイレへの手すりの設置が進みました。
また、市役所第2庁舎入り口のスロープに「手すりがほしい」と障がい者から声が寄せられました。第2庁舎は障がい者や小さい子連れの市民が利用します。これもすぐに市議会で設置を求めて質問。設置することができました。
市議会でもコロナ禍・物価高に苦しむ市民への支援が中心課題です。ところが、井澤市長は国民健康保険税を2023年4月から値上げすることを2022年12月市議会に提案。
国民健康保険に加入する約2万世帯のうち、70%以上が所得200万円未満の低所得世帯で、物価高の影響が特に深刻です。私は「物価高の今、値上げする時ではない」と強く反対しましたが、市議会で反対したのは共産党市議団の3人ともう一人の4人だけ。賛成多数で可決されてしまいました。
そして、私がさらに許せないことは、低所得の国保加入者に値上げしておきながら、市長は自身のボーナスの増額を提案したこと。私には考えられません。しかし、市議会で反対したのは共産党市議団の3人だけ。市長の年収は10万8千円増えて1560万4千円に。
2015年、国分寺市は介護保険料(月額標準保険料)を、多摩地域平均の2倍以上の値上げ。そのため保険料の徴収過多によって積み増しされる介護給付費準備基金が2014年3月の3250万6千円から2023年3月(見込み)には12億4667万4千円へと38倍に
私はこの基金を活用することを求めて2021年度の値上げをストップさせました。この経験を生かして、今度は引き下げを求めます。