汚い 臭い 暗い トイレの改善を
いま、話題となっている渋谷の「トイレ」。「トイレプロジェクト」と称して日本財団が資金を提供し、有名デザイナーの設計で区内の17カ所でトイレが設置(近々完成も含む)されています。
しかし、多くは男性用小便器と男女共用しかなく「女性専用のトイレがなく安心して使えない」、また「奇抜なデザインでトイレかどうかわからない」などの批判がでています。その周辺に案内表示もなく、入口の表示も「マーク」で「よくわからない」のも問題です。「誰もが使えないトイレは公共トイレとはいえない」という意見もあり、公園や公衆トイレは、誰もが気軽に安心して快適に利用できることが大事です。
今回の「トイレプロジェクト」で完成したトイレは、デザインが優先された結果、公共トイレに求められる、分かりやすさや使いやすさが後回しにされたのではないでしょうか。
また、一方で、「汚い」「臭い」「暗い」トイレは残されており、その改善が求められています。
みなさんのお近くの公共のトイレはいかがでしょうか。
また、従来の公共のトイレは一日一回の清掃なのがトイレプロジェクトのトイレは一日最大3回の清掃になっています。すべてのトイレの清掃回数を増やすなどの改善も求められるのではないでしょうか。
いがらし区議 区議会で 「直ちに点検し、安全に利用できるよう整備を」
いがらし千代子区議は、地域のみなさんと、地域の公共トイレを調べました。一部のトイレが新しくなったものの、工事現場の仮設のようなトイレや古くて汚れの激しいトイレ、夜間は暗くて怖いトイレが多く残されています。
いがらし区議は、区議会本会議で、長谷部区長に、「区内の7割の保育園には園庭がなく、近くの公園を園庭代わりに利用しています」「園庭のない保育施設が利用している公園をただちに点検し、安全に利用できるよう整備すべき」と改善を求めました。
公園の砂場、遊具も改善を保育士経験者らが調査
保育士の経験のある人たちが区内17か所の公園や児童遊園地を子どもが安全に利用できるかを調査しました。
その結果として、子ども用トイレを設置してほしい、工事現場の仮設トイレのような場所はすぐに改善してほしい、砂場の清潔を保ってほしい、遊具の塗り替えを計画的にやってほしいなどの要望がだされました。
ご近所の公共トイレはいかがですか。ぜひご要望をお聞かせください
新しくなったトイレ


残されている「汚い」「臭い」「暗い」公共トイレ


