~高齢者に迅速で丁寧な対応を!~
5月7日、日本共産党文京区議団と福手ゆう子都議候補は区長に対し、「コロナ感染症ワクチンの迅速な接種と感染抑止に向けた緊急要望」を行いました。笠松保健所長が対応しました。
文京区も4月30日からコロナワクチン接種の予約受付が始まりましたが、「30回以上電話したが、つながらない」「予約サイトも固まってしまう」など苦情が相次ぎました。
現場での混乱を検証し、直ちに改善の手を打つ必要があり、国が「コロナ封じ込め」を戦略目標にすえ、十分な補償、大規模検査、医療機関への減収補填、病床確保のためのあらゆる手だて、ワクチンの迅速な接種への責任を果たすよう、自治体が住民・議会と共に政府に強く迫るよう求め、要望しました。
5月9日、新たな対応策が示されました。
- 5月中に46,000回分の予約を予定する
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- (区内65歳以上は45,000人余)
- 2回目の予約:5月14日から20,000回分確保
- 3回目の予約:5月21日から10,000回分確保
- 4回目の予約:5月28日から10,000回分
- コールセンターの電話を25→50回線にふやす
- 予約枠の状況をホームページやSNSで公開する。地域活動センターでも確認できるようにする
【申し入れの要旨】
1.ワクチンの迅速な接種のために
- コールセンターの回線数と人的体制を抜本的に増やすこと。
- 対象者と予約開始日は年齢を5歳刻みにするなど、予約集中を避けること。
- ワクチン入荷の見通しや接種予約方法、対人の相談窓口を設置し、周知する区報臨時号を発行し全戸配布すること。
- 予約の問い合わせや相談には対人の相談窓口を地域活動センターや地域包括支援センターに開設し、電話やネットが使えない人のため予約補助体制をつくること。
- ひとり暮らしの高齢者に予約手続きの支援を行う体制をつくること。
- 要介護認定者の接種は、会場への往復と接種会場での介助に介護保険が利用できることを関係事業者に周知徹底すること。
- 移動困難な方に接種会場への移動手段を確保すること。
- 65歳以上の生活保護利用者に、本人証明として保護証明書を一律に郵送すること。
- 病院や診療所での個別接種や訪問接種、区有施設での巡回接種会場の開設を急ぐこと。
2.感染症の抑止のために
- 高齢者・児童福祉・教育施設の職員と利用者・児童生徒など、全構成員のPCR検査とともに、大規模なモニタリング検査と変異株の全数検査を実施するよう国や東京都に求めること。同時に区が確保したPCR検査センターのフル稼働で検査量を拡充すること。
- 保健所2か所体制を復活し、ワクチン接種や感染症業務と本来の保健所業務が遂行できる体制をつくること。
- 入院や療養施設への調整期間を短くするため、区独自に療養施設を確保すること。
- 最前線で感染症治療に当たっている都立病院の独立行政法人化は中止するよう東京都に求めること。
- 2回目の持続化給付金支給を国に求めること。区独自の中小企業事業継続支援補助も第2回目を実施すること。
- 東京オリンピック・パラリンピックの中止を国に求め、幼稚園、小中学校生を対象にした観戦は中止すること。
保健所長へ申し入れをする日本共産党文京区議団