文京区内の中学校10校のうち7校の来年度3年生の修学旅行先が大阪万博だと判明しました。
調査すると、内閣府・経済産業省が文科省を通じ、都道府県教育委員会あてに執拗に〝万博修学旅行を〟と要請していることがわかりました。
修学旅行等の校外行事では、必ず学校が直接事前調査を行いますが、大阪万博に関しては開幕が4月13日です。修学旅行は多くの学校が5月ごろで、実地調査は直前になります。
修学旅行に関しては、56年前の文科省の通達で、修学旅行等での事故は「絶無」をと呼びかけています。時代が変化してもこれは絶対に譲れないことではないでしょうか。学習指導要領の「特別活動編」でも、事故がないよう、また安全に、が繰り返し発出されています。
ところが、今年3月28日、溶接中に発生した火花が可燃性ガスに引火し、爆発する重大事故が起きました。夢洲は現役の廃棄物最終処理場で、埋め立てたものの分解に伴い可燃性のメタンガスが発生し続けています。また、夢洲への交通は2ルートしかなく、災害が発生した際は大勢の人たちが夢洲に残され、孤立する危険性も指摘されています。
10月1日、新日本婦人の会文京支部が区教育長に慎重を期すよう求めました。その申し入れに同席しました。
【参考】万博への遠足について 宮本たけし議員の質問 衆院文部科学委員会 2024年5月