竹早公園と一体の建てかえで要望
小石川図書館は私が視察した時も多くの老若男女がひっきりなしに出入りする人気の図書館です。しかし、建築後約60年で、エレベータ-がないなどバリアフリー対応の建物への対応が求められています。
この間の議論では、隣接の竹早公園(含むテニスコート)との一体的整備が望ましいとされ、「小石川図書館及び竹早公園一帯的整備検討委員会」が設置され、基本計画の中間のまとめが文教委員会と建設委員会で議論されました。
まだ固まったものではないとしつつも、かなり現実味を帯びた内容です。新しい図書館は「書架の間隔を広げて」、「赤ちゃん連れが利用しやすく」、「図書館の使い方の変化にも対応できるように」など、期待や要望はたくさん出ています。
現状の図書館は建ぺい率80%まで可能ですが、図書館敷地が都市計画公園敷地に組み込まれると12%に縮小されます。敷地は若干広がっても、現在地上4階、地下1階の5層が、計画では4層に減ってしまう。現在の延べ床面積1993.50㎡は一体化で少し増えるだけのようです。
公園・テニスコートに面したフロアーは図書館面積を広げるために、テニスコート1面を減らし、そこにクラブハウスと子どもの遊び場をと提案しました。テニスコート確保のために、目白台運動公園のテニスコートに照明を設置しての夜間利用や、向丘高校隣接の民間空地を借りてテニスコートを検討することを求めました。
議論は緒に就いたばかりです。区民の意見・要望をしっかり受け止め、時間をかけ拙速な結論とならないよう区に求め、取り組んでいきます。