2021年6月末に松山の市役所出張所を廃止するとした条例が2020年の9月清瀬市議会に突然出されました。
「廃止されるのは困る!」と「存続を求める会」ができ、署名を呼びかけました。知人や近所の人に署名を集めてまわるなど、わずか3週間で1718人分の署名が集まりました。
廃止条例と存続を求める請願が審議された総務文教委員会で、市はマイナンバーカードがあればコンビニで住民票が交付できると廃止の理由の一つにあげました。しかし、このカードの取得率は清瀬市で22%(2020年8月末現在)で、多くの人は出張所がなければ市役所に行くしかありません。
このマイナンバーカードの取得率の低さには、与党からも意見があり、審議終盤に自民クラブが廃止時期を延期する修正案を提出し、廃止時期は白紙になりました。
マイナンバーカードがいくら普及しても、出張所を廃止していい理由になりません。
今回、いろいろな人にお話を伺い、住民の方が身近な市役所の窓口として出張所に相談に訪れ、頼りにしている事を知りました。「市の職員さんだから、安心して相談できる」「市役所まで遠くて…本当に困る」と。
市は財政の厳しさを強調しますが、地域住民のちかくで、誰一人取りこぼさないよう、基本的な行政サービスを提供する事は、当然の責任です。廃止計画を撤回させるまでがんばります。