都教育庁聞き取り 高校見学した中3生の願い
来春の高校進学を目指す中3生から「志望する都立高校の学校説明会に行ったら、古い和式トイレがあり、校舎の壁も煤けていてがっかりした」との声が寄せられた金子区議は16日、福手ゆう子都議を通じて都議会内で都教育庁の担当者に面会し中3生の声を伝え、トイレ洋式化改修を急ぎ、快適で平等な教育環境実現を求めました。
都教育庁の見目光幸施設調整担当課長は「都立学校のトイレ洋式化目標は80%であり、全250校の達成率は83%」と説明。中には6割台の学校もあることを認め、都立高の教育環境格差が浮き彫りになりました。また、背景には「工事の騒音発生を学校現場が嫌がる」等の事情があると説明しました。
金子区議は文京区に議会で何度も要求し、区立小中学校のトイレの洋式化率は93%だが、当初、文京区も工事の騒音を理由に全洋式化改修を渋ったものの、決断させ快適な環境で子どもが学べて好評だと経過を紹介し全洋式化を急ぐよう促しました。
高校見学した中3生が、老朽校舎で進学に幻滅するような事態はあってはなりません。都立高の教育環境を改善し最善の水準にするべきです。