紅麹サプリ健康相談ー区保健所で4人の追跡調査
機能性表示食品の見直し急務
小林製薬が製造した紅麹を使った機能性表示食品のサプリを飲んでいて腎疾患等で死亡した人が3月末迄に5人、入院者は百人を超え「有害な物質」が含まれていたとして3種類のサプリの回収・廃棄を命じる行政処分が行われました。
紅麹サプリの健康相談情報は同社の所在地の大阪市に集約され、居住自治体が追跡調査することになっています。
文京区には4人の健康相談の追跡調査依頼があり、また、サプリとは別に紅麹についての相談は保健所に1件、消費生活センターに3件あったそうです。
健康のためにと飲み続けたサプリメントで逆に健康を害し、死にまで至るとはあまりに理不尽です。
機能性表示食品は安倍内閣の「成長戦略」の一環として2013年に導入されましたが、安全性・効果の担保は企業任せで、極めて不十分です。党区議団は2015年から毎年、予算編成要望で国に「安全性・機能性について検証し特定保健用食品と同様に許可制にすること」を求めるよう要求してきました。
消費者庁長官も深刻な事態と述べ「制度自体の見直しが不可欠」と述べています。