全区的な課題ですー小石川図書館と竹早公園・テニスコートの一体整備を考える
公共図書館を営利事業と一体にしてよいのか
文京区立図書館は10か所で資料を分担収集し、蔵書を充実させ、予約・取寄を全館で可能とすることで、全体として1つの図書館として機能するよう整備されてきました。よって、隣接する竹早公園の全面改修と合わせ検討が進む小石川図書館(築56年)の建替は、立地する地域だけの問題でなく全区民的課題です。
2月議会に報告された「竹早公園と小石川図書館の一体的整備計画の中間のまとめ」は地下を図書館メインフロアとし、1階は隣接の竹早公園のテニスコート(5面・東京ドームが受託)の管理機能との「共用」と記されていました。区民からは「図書館を軽視している」「根津図書室は狭く拡充を」等、の声が寄せられています。
背景には図書館とテニスコートを一体管理すれば、図書館には無い収益性を含ませることができ、中間のまとめが想定する、図書館・テニスコート一体での民間委託に馴染む施設にする意図が窺えます。
金子区議は10日の本会議で「図書館は単独で建て替えることを検討し、管理は直営にするよう」要求する等、区の見解を質します。