2023年度決算概要
豊かで新しい施策を展開できる財政力が明らかに
昨年度に余った税金55億円ー物価高騰と猛暑から命守るため活用を
区は3日、昨年度の収支結果(令和5年度の決算概要)を公表(下図)し一般会計の収支差額(実質収支額)が55億円だと明らかにしました。3月時点で区が想定した53億円を2億円上回っています。
これは区財政が豊かであり、新たな施策を展開できる財政状況を示しています。
党区議団は既に6月議会で区の想定を上る収入があると指摘し、高齢者や生活困窮者への区独自給付金とエアコン設置補助、高齢者の入院見舞金、各種福祉手当の増額、商店・中小事業者への光熱費補助を行うよう要求しました。
区長はいずれの実施も否定しましたが、物価高騰や異常な猛暑の中で生活・地域経済支援のニーズは切実です。
区の想定を上回る規模で税金が余っているのですから、ため込むのでなく活用策を区民と議会に示すべきです。
2023年度 決算概要(抜粋)
※単位は億円。収支差額から翌年度への繰越す額を差し引いた額が実質収支となるため差引額は一致しません。高齢は後期高齢者医療保健。