猛暑の6~8月
7区で実施するエアコン購入助成は拒否
区内で10名超の単身高齢者が孤独死
2年連続で史上最も暑かった6~8月に、区福祉部の何らかのサービス利用者のうち、自宅で一人で死亡後に発見された方が少なくとも10人を超えることが、党区議団・板倉区議の本会議での代表質問で判明しました。
自宅で死去後に発見された10名は生活保護を利用者され、うち2名はエアコン未設置でした。尚、区長は質問していない死因について「熱中症と特定されたケースはない」と言及しました。
更に、人数を明らかにしないものの、他にも1人暮らしの高齢者が「亡くなられていたケースがある」 (エアコンの設置・利用の有無は把握せず) と認めつつ、23区中7区が実施していると示し要求したエアコン購入補助について「現時点で導入の考えはない」と切り捨てました。
区長は生活保護利用中でもエアコン購入費の支給(6万7千円以内)があると答弁しましたが、その要件は災害でエアコンを失い災害救助法等、他の制度で措置されない場合や特別な事情がある場合等、極めて限定的です。更に、福祉資金貸付もあると言いますが、これは保証人が必要で申請だけでも大変な負担です。
区は611億円もの貯め込み金を持ちながら、猛暑から命を守る姿勢のかけらも見られない冷たい区長答弁でした。党区議団は「エアコンは現代の命綱」と指摘し購入助成の実現に向け引き続き頑張ります。