最善・平等の教育環境を
特別・普通教室で一気に対策を
学校の断熱化早く
区立小学校の校舎の最上階で学習する小学生から「エアコンが効かない」との声が6月に寄せられ、対応が急務となっています。
日本共産党区議団は四半世紀にわたり学校調査を通じ最善・平等の学校教育環境整備を求めてきました。そしてトイレ洋式化や全教室へのエアコン導入に続き、2014年度から、改築対象校を除く築30年以上の学校の普通教室を対象に内装改修を行う「学校施設の快適性向上」事業を開始させましたがこの時の工事に断熱化は入っていませんでした。
特別教室の断熱化始まる
猛暑が続き、子どもや学校関係者・保護者から党区議団に断熱改修を急いでとの声が相次ぎ、区議団が要求する中で、今年度から始まる16校93教室の特別教室(理科室・家庭科室等)の改修工事の中で、壁に断熱材を入れ、最上階にある全29教室については屋根の「断熱化」を行う予定となりました。
普通教室の断熱化は?
最上階にある普通教室は小学校95教室、中学校17教室で計102教室ですが、今年度中に断熱化するのは空調改修を行う5校22教室・19.6%に留まっています。区は「来年度以降、順次実施予定」と言いますが、来年夏までに残る90教室の天井の断熱化は必ず完了させるべきです。
これら「断熱化」の効果検証も行いながら「暑くて授業に集中できない」という状況を一掃するために6百億円超える貯めこみ金をきちんと活用すべきです。