ご存じですか
建設費高騰の中でも粛々と推進
シビック庁舎の大規模改修費「算出せず」
区役所庁舎の文京シビックセンターは建設以来の30年間で、建設費や維持費、改修費など総額1400億円超の税金が投入されました。2018年度からは10年を計画期間とし当初は174億円掛かると説明して始めた大規模改修が進行中ですが、今年度含めた残り4年でいくらの改修費がかかるのか「現時点で算出していない」と金子区議の決算総括質問に答弁しました。
実際の改修費の総額を算出ずらせず、税金を使い粛々と改修工事を行う等、言語同断です。建設費が高騰している中、シビック改修は最低限の工事に留め、大規模改修が行われていない区民施設を優先すべきです。
例えば、築27年の不忍通りふれあい館の大規模改修は行われていません。ある区立保育園では今夏、エアコンが効かず8月に緊急に老朽エアコンの更新が行われていたことも党区議団の論戦で判明しています。
日本共産党文京区議団は、建設費だけでなく、維持・改修に莫大な税金がかかる超高層のシビック建設以前から住民と共に反対し、簡素でメンテナンスしやすい庁舎とホール施設を要求しましたが、こうした要求の妥当性が浮き彫りになっています。
大規模改修の総額を算出すらせず、シビックを聖域扱いする区政の転換が必要です。