社会保障を予算の主役に
全国一高い高齢者の医療保険料
高齢者医療2割化で医療切捨ては“想定内”
75歳以上の方だけの医療保険である後期高齢者医療制度の保険料は都道府県ごとに決められており、東京都の平均保険料は全都道府県で最も高く、24年度は前期比5314円値上げされ年額11万156円、25年度は前期比7693円値上げで年額11万2535円です。
党区議団は先月の決算委員会で、物価高や年金減、介護保険料の値上げで大変な高齢者の暮らしに追い打ちをかけており、保険料引き下げに向け高齢者医療費への国負担の引上げを国に求めるよう質しましたが、その「考えはない」と区は冷たく切り捨てました。
後期高齢医療では2022年10月から、年収200万円の方の窓口負担を2割にした結果、その影響で1割負担の方と比べて受診日数が2%減る受診抑制が起きています。党区議団がこの影響を区に質すと“想定内”との非情な答弁でした。
日本共産党を除く全ての政党党首が高齢者医療の負担を3割にすると公言しています。自治体は国にモノを言わず、このまま負担増となれば暮らしが大変です。社会保障を予算の主役に据える日本共産党を大きくして暮らし守る道を切り開きまししょう。