大阪関西万博始まる
生徒と教員の命最優先に
修学旅行での見学は中止を
党区議団と福手ゆう子都議は14日、丹羽恵玲奈教育長に大阪・関西万博の修学旅行先について「見直しを求める緊急要望書」を提出しました。
今年度、区立中10校中7校が修学旅行で万博見学を予定で、各校とも会場に6~8時間滞在し、中学生はグループで見学し、職員は各所で生徒を見守ることとなります。
党区議団は昨年3月に万博会場の工事現場でメタンガスによる爆発事故発生を受け、修学旅行での万博見学は止め、子どもの安全を第一に再考するよう議会で繰返し求めてきました。万博の開幕直前に試験的に観客を入れた際にも着火すれば爆発の恐れがある濃度(5vol%)を超えるメタンガスが検知されました。
申入れを受けた教育長は、万博見学の教育的意義を強調した上で、修学旅行先は学校で計画されるとしつつ、教育委員会が承認していると区教委の関わりを認めました。
また、教員による会場の下見は、申し入れ時点で2校が終了し、今後、5校でも下見を行う他、通常行われない教育委員会による下見が4月中に行われることが分かりました。
生徒と教員の安全を第一に今でも修学旅行先から万博は外す決断が区に求められています。

