新型コロナ禍では保健所の「目詰まり」が報道されました。
文京区の保健所統廃合を振り返ると、本郷・小石川の2つの保健所を文京保健所に統廃合した1999年12月の区議会で党区議団は「20数名の職員が削減され。保健予防事業が大幅に後退する」(こんにちは小林進区議会レポート2000年1月発行)と指摘し、反対の態度表明をしました。その後も毎年区長に提出する予算要望書で「地域の公衆・保健衛生活動の第一線機関として、その機能を発揮」させることを求めてきました。
保健所は感染症対策のための多くの役割があります。
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- 住民・関係機関からの相談
- 受診調整
- 感染経路調査
- 行政検査の検体搬入・結果確認
- 自宅療養者・濃厚接触者の健康観察・支援
- 感染予防啓発
- 地域の感染状況の把握分析
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国が「感染症の時代は終わった」と1994年に保健所法を地域保健法に変え、保健所統廃合を進めてきた現体制の検証・拡充が必要です。