小中17校102特別教室「快適化」スタート、財源60億円確保
老朽化が著しく「まるで昭和ですね」「学校間の格差解消を」との声が絶えない区立小中学校の特別教室の改修工事がいよいよ始まります。
2023年度は工事の順番や外壁・屋根の改修等、他の工事に支障を来さないよう計画を作ります。実際の工事は2024~2027年度の4年間で行われます。その為の財源60億円も確保させました。
学校環境改善求める―共産党文京区議団の論戦
党区議団は1970年代頃から教職員の要望書と現地調査を元に老朽校舎の改善を求める論戦を展開。95年の阪神大震災の現地視察後、学校の耐震化を要求し2000年迄に実現させつつ、学校調査を何度も行い、PTAの要望書も示し議会で「教育環境を快適に」と論戦。その結果、2015年からは普通教室・廊下の内装改修を内容とする「快適化」を実現させました(17校50億円)。同時に全教室と体育館にエアコンを導入させ、臭くて古い和式トイレの洋式化を要求して実現させてきました。
地元発注で地域経済に貢献
これまでの改修工事はすべて区内事業者に発注されました。今度の特別教室改修も「地元発注を」と党区議団は3月の予算委員会で強く要求しました。
また、党区議団は改築検討が進む千駄木小の快適化も要求しています。どの学校も最善・平等の学校環境実現へ頑張ります。
根津小の音楽室が第1号
特別教室の「快適化改修」の標準的な内容を決めるため、根津小音楽室の工事が2月末に完了しました。根津小では新年度は図工室と家庭科室で工事が行われます。
党区議団は102教室ある劣化した特別教室を早く快適にしようと3月に予算修正提案も行いました。可能な限り工事を急ぐべきです。