弥生町交番向い、2022年度中に着手し、補強工事の完成は2025年度中(予定)
不安の声まっすぐ伝えて要請―笠井亮衆院議員・金子てるよし区議らが要請
「安全性を高めるため補強は必要」と判明
本郷弥生交差点の交番向いから、東大正門までの擁壁に「注意!地震の時は、塀から離れて下さい」との書いた掲示物6枚が長期に貼られていて、住民から「壁は安全性なの」との声が金子区議に寄せられました。
今年1月20日、日本共産党の笠井亮衆院議員や金子てるよし区議らは文科省・東大に住民の不安を伝え、擁壁の安全性について説明を求め、対策を要請しました。(写真)
その結果、東京大学が3月30日から「補強工事に着手」との連絡が笠井衆院議員通じて金子区議にありました。
文科省・東大側が安全性を高める必要性を認めたもので、住民の不安の声が補強工事の実施をました。
笠井亮衆院議員・金子てるよし区議の要請
①塀の安全性を高めるための補強が必要かどうか、年度内に判断したら情報提供を。
②補強工事が必要なら速やかに工事実施を。
③2018年の大阪北部地震以降、掲示されている掲示物の文言について、改修の必要性の有無と併せて再検討を。
※擁壁は明治期に築造され、石垣の上の煉瓦積みの擁壁は、現在の法令に合致せず「既存不適格」であること、擁壁裏に補強壁を付けたので危険ではないが、3月末を目途に非破壊検査し「調査する」とのことでした。
笠井衆院議員と金子区議は、控え壁のないブロック塀倒壊で犠牲者を出した大阪北部地震の教訓から、公の擁壁の耐震補強はまったなしと速やかな完了を強く求めました。
文科省・東京大学の回答(3月27日)
①東京大学学内の専門的知見を有する先生方のご意見をいただき、塀の安全性を高めるための補強は必要であると判断。
②補強工事は年度内に開始し、令和7年度までに完了させる予定。
③貼り紙の文言は工事を開始するタイミングで“塀の安全性を高める補強工事を順次行っております”という内容に変更する。
(文科省高等教育局国立大学法人支援課課長補佐 市原信吾氏より)