予算委員会態度表明
予算案の不足を指摘し積極提案
暮らしと地域経済最優先へ43億円修正案示す
新年度当初予算案の審議6日目となった13日、党文京区議団は、区長提案の予算案の不足を補う約43億円の増額修正提案(下記参照)を行いました(自・公・維・都ファ・アゴラが反対)。
区長提案には、党区議団が7回の条例提案や予算修正してきた給食無償化予算が初めて当初計上される等、評価できる点もあります。
しかし「失われた30年」と言われる停滞は、暮らしを壊し、物価高騰が暮らしと地域経済を厳しい状況に追い込んでおり、当初予算が不足しているのは明らかです。
財源はあります
金子区議が6日に行った質疑で、2023年度の決算剰余金は、現時点で既に53億円を見込むことが明らかになり、都が法人税や固定資産税を原資に区へ配分する特別区交付金が伸びる可能性も否定しませんでした。
更に現区政の16年で貯金は233億円使わず、422億円積立ていることを明らかにさせました。つまり、財政は潤沢そのものなのです。
シビック改修費試算せず
区は今年に入ってから、今後10年間、毎年80億円が不足するとの「財政見通し」を公表し、区長は所信表明(3/10区報掲載)で区財政について「楽観できない」と主張しました。しかし、5年で100億円を費やしたシビック大規模改修の、残る5年の改修費を試算すらしていないことが金子区議の7日の質疑で明らかになりました。
区の見通しは「財政見通し」と言える水準ではありません。必要なことは、区民生活を支援する予算に改善することであり、党区議団の修正提案で求める施策などの展開が求められています。
党区議団はこれらの質疑と修正提案を踏まえ、区長提案の一般会計・国保会計・介護保険会計・後期高齢者医療会計について反対し、修正案に賛成の態度表明を行いました。
日本共産党文京区議団の予算修正提案
<◎拡充 ◆復活 ★新規>
◎避難所食料2日分に 5042万円
◎高齢・障害者感震ブレーカー 2800万円
◎家具転倒防止器具 5500万円
◆プレミアム商品券 5200万円
◎商店街装飾灯電力全額 620万円
◎商店企業に光熱費補助 19億円
★国保料子ども均等割ゼロ 1.4億円
◎介護施設職員家賃補助 1800万円
◎高齢・障害者に家賃補助 3000万円
★75歳~非課税者医療費ゼロ 8.3億円
◎高齢者補聴器補助 2926億円
★保育園調理直営化 2.3億円
◆生保利用者に入浴券 3680万円
◎銭湯100円デー増やす 854万円
◎崖地・耐震改修補助 3億円
★公衆公園トイレ改修促進 5.5億円
★大学進学奨学金 1.9億円
★小中学校教材費無償化 1.1億円
修正案は区議団HPで。
予算委員会 動画視聴できます
文京区議会のHPに6日間の審議の動画がアップされ視聴できます。どうぞご覧ください。