地球沸騰化、23区では7区が購入助成実施
エアコン購入と電気代支援を
今年の8月は31日連続の真夏日となりました。これまで、東京の真夏日の月間最多記録は2020年等の30日で、31日連続で真夏日は、観測史上初めてです。
政府や自治体はマスコミなども通じて「ためらいなくエアコン使用を」と呼びかけていますが、東京都によると23区で6月から8月11日迄の熱中症による死者は198人で、うち191人の死亡場所は屋内で「エアコンはあるが未使用」が128人にのぼり、「エアコンなし」も40人と2割に達しています。
ですから、熱中症から命を守る対策の抜本強化が必要です。23区では港、豊島、練馬、墨田、足立、葛飾、江戸川の7区が高齢者と経済困窮の世帯にエアコン設置費用助成を実施しています。
練馬では設置費含め10万5千円までの補助を開始しました。エアコンは現代の命綱であり購入・設置・修理の補助を文京区も行うべきです。
また、生活保護世帯をはじめ経済困窮の世帯については、エアコン使用に伴う電気料金補助が必要です。
文京区は昨年度に55億円の税金を余らせ、600億円超の貯金をもっています。命最優先で他区に倣ってエアコン購入や電気代支援を実施すべきです。
文京区の「涼み処」改善を
区は「外出時の体力消耗を防ぐため、暑さを避けて涼しく過ごせるように」する目的で区有施設と民間薬局等含め57か所の「涼み処」を開設しています。 (7~9月)。しかし、本郷図書館では風除室の内側にA4サイズのポスターが内向きに貼られ外からは全く見えません。台東区は1枚1500円でのぼりを作って入口に立て周知しているだけでなく、来訪者に防災備蓄用のペットボトルの水を配布しているそうです。涼み処の目的が達成へ文京区の真剣さが問われます。