地域経済振興を
入札「不参」の業者が落札とは…
学校改修工事は地元に発注を
党区議団は新築と築年数の古い学校の教育環境格差解消を求め、普通教室に続き、理科室等の特別教室改修を要求し、2024~27年度迄に小中16校・93教室で工事を行うことになりました。
工事発注についても党区議団は、地域経済振興やアフターケアの点からも地元業者が受注できるよう求め、今年度に入札が行われた小・中9校は区内業者に決定しましたが、昨年度末に入札した礫川小は墨田区のA社が落札していることが分かりました。
公表されている入札結果調書を見ると、礫川小工事の入札は1回目が10社参加で決まらず、A社は2回目で届出無しで入札手続きをやめる「不参」でしたが、1・2回目通じて一番低い金額を提示したA社と協議の末、随意契約していました。
金子区議は6日の本会議で区内事業者の育成・振興から外れる大問題と指摘。区長は「不参」業者との契約は適正としつつ、「引続き区内事業者を優先して指名するなど適切に入札・契約行為を行う」と答弁しました。
建設産業は裾野が広く地元発注すれば、地域経済の振興に貢献します。区内事業者が受注しやすい環境を整備することが求められています。
