指定管理の検証を
区立スポーツ施設と目白台運動公園
サービス・品質は低下し経費が増大
区が管理・運営を5年契約で民間に指定管理委託する区立スポーツ施設(総合体育館含む7施設)と目白台運動公園の維持経費が、5年間で約4割増えていたことが7日の決算委員会での党区議団の総括質問で判明ました。
維持経費には光熱費や清掃・運営にかかる人件費、運営事務費(本社経費含む)に加え、日常的な修繕費も含むため年毎の増減はあるものの、直営施設との比較でも10年前に大規模改修を終えた築56年の区民センターと伸び率が同水準となっています。
区長は指定管理委託で「健全な財政運営」と「区民サービス向上」を両立させ「品質志向の区政」を確立する(「行財政改革推進計画」平成24年3月)と説明し、民間委託を推進・拡大してきましたが、総合体育館のプールや更衣室ではカビ・サビ発生が止まらず、目白台運動公園ではテニスコートから流出した土砂を、法令に反して斜面の樹林帯に投棄する事態も発生しており、他の指定管理施設と比べても維持経費の伸び率が大きくなっています。
党区議団は指定管理委託に一貫して反対してきましたが、少なくともこの2施設ではサービス・品質は低下し経費増大は明らかです。検証と区長の説明が求められています。

